仮想環境をちゃんと整えようと思うと、まず頭に浮かぶのがKubernetes。業務で使うなら当然しっかり勉強すべきだし、今どきのインフラ構成には欠かせない存在。でも、開発用の環境を自分で作るだけなら、そこまで本格的にやる必要あるのかな…とずっと思っていました。
TrueNASのアプリでKubernetesを触ってみたけど…
最初はTrueNASのアプリ機能でKubernetesが使われているのを見て、「これで十分かも」と思ったんです。既存のアプリをポチポチ入れるだけなら、確かに便利。でも、ちょっと自分で構成をいじりたくなった途端、Kubernetesの壁が立ちはだかる。YAMLだのPodだの、覚えることが多すぎて、正直しんどい。
そこでProxmoxを試してみた
そんなときに思い出したのがProxmox。以前ちょっとだけ触ったことがあって、「そういえばこれ、仮想マシンもコンテナも両方使えたよな」と。改めてインストールしてみたら、思った以上に使いやすかった。
よかったポイント
- 仮想マシン(KVM)とコンテナ(LXC)が両方使える
- Webの管理画面が直感的で、複数の環境を並行して操作できる
- スナップショットが便利で、環境を壊してもすぐ戻せる
- ネットワーク設定も柔軟で、サイトごとに分離できる
- 物理HDDを仮想マシンに割り当てることができるので、NASソフトを動かすときに便利
開発中のちょっとした検証や、複数サイトの並行テストなんかには、これで十分すぎるくらい。Kubernetesほどの自動化やスケーラビリティはないけど、そもそもそこまで求めてないなら、むしろちょうどいい。
本番でも使えるかも?と思える安定感
もともとは開発用に軽く使うつもりだったけど、思った以上に安定していて、機能も揃ってる。バックアップもできるし、クラスタ構成も組めるし、ちゃんと設定すれば本番でもいけるんじゃないかという気がしてきた。
もちろん、業務で使うならKubernetesをしっかり勉強して構成するべき。でも、自分みたいに開発環境を整えたいだけなら、Proxmoxで十分。むしろ、気軽に始められて、必要な機能はちゃんとある。そんな感じでした。